介護離職をめぐる、実際のご相談から生まれた実例をご紹介します。
母親が突然倒れ、退院後の生活を急いで考える必要に迫られた働く女性の実例です。勤務先から早い段階でBanSowへ相談がつながり、兄弟で役割を整理して話し合ったことで、ご本人は仕事を続けることができました。
ある企業の管理職が、母親の介護のために実家で泊まり込む生活を続け、仕事との両立が難しくなって退職に至った実例です。会社は以前から事情を把握していましたが、負担を軽くする支援につながらず、退職を防ぐことはできませんでした。
義母の介護のために金融機関の仕事を離れた女性が、仕事と介護を両立できる体制を職場に説明し、復職につながった実例です。ご本人だけでは伝えにくい退職の経緯と現在の介護体制を、支援者が同行して補足しました。
働く方から配偶者の両親について相談があり、両親の生活が心配になる一方で、兄弟が集まれず今後を話し合えていなかった実例です。早期相談をきっかけに兄弟で思いを共有し、今後の方針に合意しました。
ある建設会社の人事部長から、「社員が最近、遅刻が増えている。理由を聞くと、祖母の介護をしているらしい」という相談を受けたことから始まった実例です。表面的な問題の奥には、ケアプランと生活リズムのずれがありました。
介護の相談を受ける中で、多くのご家族が口にする言葉があります。「相談しても、どうせ解決しないと思っていました」。長年、一人で母親の介護を担ってきたご家族の実例を通して、相談をためらう気持ちと、相談することの意味を考えます。